飛騨の全国薬草フェスティバルに出展しました

宇宙へ飛び立つホオノキ

一昨日、10/06は中秋の名月でした。みなさんも、満月を見ることができましたか?

大学からの月と団子とススキ

そんな、中秋の名月を眺めていたら、ふと思い出したニュースがありました。
それも、「ホオノキが宇宙に行く！」という話です。

2024年、世界初の木造人工衛星「LignoSat」が完成し、JAXAへ引き渡され、この衛星に使われている木材が、なんとホオノキなんですよね。

宇宙という過酷な環境で木材の可能性を追求する――そんな最先端の研究にホオノキが選ばれたことに、飛騨でホオノキを追いかけている身としては感慨深いものがあります。

参考：世界初の木造人工衛星（LignoSat）完成、JAXAへ引き渡し宇宙での運用へ木の可能性を追及し木材利用の拡大を目指す | 住友林業

これも京都大学の研究ですが、私の研究とは一切関係がありません:/

そんなホットな木材・ホオノキですが、実は薬草としての一面も持っています。

ホオノキの樹皮は「厚朴（こうぼく）」という生薬として知られ、古くから利用されてきました。
最近では、樹皮だけではなく葉っぱに含まれる化学成分の薬効も期待されています。

今回は、薬草にまつわる話を関連に、10月11日、飛騨市で行われる「全国薬草フェスティバル in ひだ」に参加します!

全国薬草フェスティバル in ひだ 2025 での場所

私が参加するのは、2025年10月11日（土）、飛騨市で行われる「全国薬草フェスティバル in ひだ 2025」です。
『健康生活』をテーマに、薬草や森、健康などに関係する団体が全国から約120団体も集まる大規模なイベントです。

イベント情報：

• 日時: 2025年10月11日（土）12日（日）10:00～17:00
• 会場: 飛騨市古川町コミュニティセンター（岐阜県飛騨市古川町若宮2-1-66）
• 私の出展場所: 2階、吹き抜けの近くのホール
• 私の参加日時: 2025年10月11日（土）のみ

詳細はこちら：薬草の祭典「全国薬草フェスティバル in ひだ 2025」 - 飛騨市薬草ビレッジ構想推進プロジェクト

ポスター解説

今回の私のポスター発表のテーマは「飛騨地方でみられる朴葉の利用状況と森林の関係について」です。

飛騨といえば朴葉味噌や朴葉寿司など、ホオノキの葉を使った文化が根付いている地域です。

でも、その葉がどこの森から採られているのか、森林の状態はどうなっているのか――そんな疑問から調査を始めました。

ポスターでは、ホオノキの生態的な特徴や、ドローンを使った森林調査の様子、そして飛騨地方でのホオノキ利用の実態について紹介しています。

ドローンによる森林調査の様子

当日お越しいただけない方でも、このページで概要をご確認いただければと思います。

ポスターの一部

おわりに

直前での参加連絡となったため、パンフレット等にはまだ反映されていない可能性が高いですが、当日はコミュニティセンター2階ホールでお待ちしています。

宇宙から薬草まで、幅広い魅力を持つホオノキについて、そしてみなさんが興味の持っている植物や薬草についても、気軽にお話しできればと思います。

お時間がある方は、ぜひ足を運んでみてください。全国から集まる薬草や森林に関する様々な展示も、きっと興味深いはずです。
当日、会場に足を運んでくださった方々ありがとうございました。
とても楽しいお話ができました。